日本最高のブランド米・魚沼産コシヒカリ。
福島と長野の県境付近にあたる、
魚沼地区はスキー場に囲まれる高原地帯。昼夜の寒暖差が大きく、
開けた平野部ではなく、日照時間が短い中山間部だから、
日当たりのいい新潟平野で生産される、化学肥料100%
南は群馬との県境である越後湯沢から、
一方、急峻な山のない魚沼市、小千谷市、
もちろん、品質に深く関わる水源地も異なる。同じ「魚沼」
そうした背景のお米だから、
その希少価値と生産条件が生み出す品質ゆえに、
「魚沼産」と称する米の流通量は、本物の20倍ともいわれる。「
「これ、ホントに魚沼産!?」
と疑った人は、
・コメ自体が古い
・魚沼産でも非魚沼地帯
・茨城コシや中国など外国米が混入
・ただの一般栽培の新潟産
・魚沼産でも等級落ち(米には格付けがある)
・粒の小さい中米
要するに、価格相応な魚沼産である可能性が高い。
もっとも、本物が欲しければ、
ただの魚沼産で、さらに販売者が魚沼地区ではない場合、
たとえば、ブランドイメージに乗っかり、
良質な農産物は、顔の見える生産が常識になってきた昨今。
この夏、稲造は新潟をこの足で旅した。
生産量がとりわけ少ない本物の魚沼産だからこそ、
「魚沼産」を購入する場合は、
旧南魚沼郡にあたる地帯の南魚沼市、十日町、
魚沼でも最高評価は、南魚沼市塩沢産。「
・・・
繰り返しますが、本物を選ぶため、魚沼産は
・魚沼のどこで生産されているか
・どこの業者が販売しているのか
・できれば誰がどのように作っているか
くらいはきちんと確認するべきだと、米屋の私は思います。
食品偽装が何度も問題になりましたが、魚沼産は特に、値段だけで選ぶと高確率で偽物をつかみます。