「透明なゆりかご」は、
脆くも強固な母子関係が大きくクローズアップされ、「父親」
産科は、医師を除ければ女性の世界。
付き添いの父たちは、結局は妻の痛みや不安を共有できず、
これから母になろうとする、あるいはなった女性は、(
この命を無事に育てていけるのだろうか?という不安と責任感が、
この作品から、
女は命が宿ったその日から母の色に染まっていくが、
未だに「子供がいる」という実感のないのが、乳児の父の本音。
でも、「オトーサン」
子どもが父を父として認めるとき。
それが、いてもいなくてもいいような微妙な存在であった男が、