フォアグラ中年防止にむけて

 代謝が良かったあの頃とはちがう。

 R35を迎える頃、人々は細胞の劣化を意識し、にわかに健康を意識する。

 もう若くないと悟ったら、やはり自分の健康状態を客観的に把握していたほういいと思う。

 しかし、家庭に入って、あるいは自営業者となって、会社から強制されずともちゃんと健康診断を受けている人は、どれだけいるのだろう。

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 人間ドッグで、腹部にぐりぐりとエコーカメラを当てられる。

 そこで、肝臓が白く浮き上がった様な状態であると、肝細胞のうち30%が脂肪となった「脂肪肝」と診断される。

 シュッとした人が増えた現在も、日本では男性なら3人に1人、女性でもなんと4人に1人が脂肪肝。

 日本人女性は、なりふりかまわぬシンガポール人女性より明らかに細めの人が多い

 しかし、スイーツ大好きな女性のこと。低カロリーでも高血糖な食生活だと、果たして見た目ほどに肝臓もほっそりとしているのだろうか。

 さて、ご飯を食べると、炭水化物がビタミンB1を媒介にブドウ糖へ分解される。

 これが血中に溶け込み、血糖値が上がるとすい臓からインシュリンホルモンが分泌される。インシュリンは細胞のエネルギーとして脳や筋肉にブドウ糖を送る

 また、血糖値の安定化が使命のインシュリンは、体がすぐには必要としない余分なブドウ糖をくっつけ、グリゴーゲンに変えて、肝臓に蓄えさせる。

 さらに、肝臓だけでは蓄えきれなかった余分な糖質を脂肪に変え、グリゴーゲンが切れた時のために蓄えてく。

 これが、体にたまる脂肪の正体。

 肝臓グリゴーゲンが尽きて初めてその脂肪が必要になる。つまり脂肪は生体維持のために絶対必要なものだが、蓄えすぎるから肥満や脂肪肝と診断される。

 そうなると、肝臓にはグリゴーゲンを貯蔵するスペースがなくなる。だからますます余分な糖質が内臓脂肪として蓄積されていく。

 その証拠に、脂肪肝の人は血糖値が下がりにくい。

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 気を付けるべきは3つ。

 まず、腹8分目を心がけ、余計な糖質を脂肪にしてしまうインシュリンに、余計な仕事をさせないこと。食べ過ぎないことがまずは基本。

 次に、インシュリンを働かせすぎない、つまり血糖値を上げすぎないこと。

 精白した白砂糖、つまりケーキや清涼飲料水、スナックやジャンクフードに想像以上に入っている類の、ビタミンやミネラル皆無の砂糖の摂取は血糖値を劇的に上昇させ、インシュリンを酷使する。

 だから、ぱっと見ほっそりとした女性でも脂肪肝だったり、しまいにはインシュリンがバカになって糖尿病になる。

 最後に、食後に血糖値の上昇を抑えるため、食物繊維をがっつりとって、とにかく消化を遅くすること。

 なら、玄や胚芽精の茶色いぬか層は食物繊維で、胚芽には炭水化物を糖質に代謝するためのビタミンB1まで豊富に含まれている。

 野菜ならキノコ類、ニンジンや玉ねぎなどの根菜類に多く含まれている。

 ちなみに、人間はなんと2キロもの腸内細菌を持つ。細菌たちの餌は食物繊維のみだから、腸の調子はその質や量で決まる。

 肌がツヤツヤした人はだいたい腸の具合がいいというし、健康長寿の秘密は、この食物繊維豊富な食生活ともいわれているのだ。

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 長くなったが、稲造穀店の胚芽精(ぶつき)は、

1.白より食物繊維がずっと豊富
2.玄よりずっと食べやすい

ということがいいたかった。白がいいなら、食物繊維豊富な大麦を混ぜてみるといい。

 健康は、日々の食生活次第が基本。だから、毎日食べる主食には、こだわってみていいと思う。