このたびは、稲造米穀店のショッピングサイトにアクセスしていただき、まことにありがとうございます。
ところで、海外在住の皆様は、仰います。
「帰国して食べるごはんは、本当に美味しい。つい食べすぎてしまう」
日本に戻ると切に感じる、粒がそろった日本米の炊きあがりの美しさ。そして、日本人ゆえに感じる故郷の味。だいたい皆さん、食べ過ぎて、ふっくらしてシンガポールに戻ってくるそうです。
外国生活が長かった私も、帰省するたびにまったくおなじことを感じ、おなじようにふっくらして、外国へ戻っていきました。
残念ながら、そんな日本品質のごはんを、日本に準じる価格で外国で食べることは、本当に難しいことでした。
だからこそ、私は強く思いました。
帰国した日本で、電子ジャーの蓋を開けたときの、そしてご飯をかみしめたときの表情がゆるむあの瞬間を、できるだけ多くのシンガポールの方々に感じていただこう。
それが、稲造米穀店創業のきっかけであり、これからも求める続ける価値です。
日本のお米って、やっぱり世界一美味しい
帰国しなくとも、シンガポールでもそれを感じてほしいのです。
世界一のお米をシンガポールの皆様にお届けするには、優良品種に限定し、温度管理に気をつけ、新鮮な状態で出荷できるよう、出荷直前に精米する以外にありません。
日本で食べられるお米は、ほぼすべてが精米から1ヶ月以内、出荷直前まで、各業者の低温倉庫において保管されていたからこそ、美味しいのです。
世界一と謳われる日本のお米は、シンガポールにおいても日本と同じように管理される必要があります。
低温保存も直前精米も、日本ではあたりまえのこと。でも、それがされていなかったシンガポールでやるからこそ、それは特別な付加価値になります。
稲造米穀店のあきたこまちやコシヒカリ、あるいはつや姫をつうじて、久しぶりに帰国したときの
「日本のお米をかみしめるよろこび」
で、それぞれのご家庭が幸せになるなら、起業して、これほど幸せなことはありません。
そして、アジアで頑張る皆様の明日への活力につながるのであれば、日本第3位の米どころ・秋田県人冥利に尽きるというものです。
皆さまのシンガポール滞在期間中は、ぜひとも稲造ブランドとおつきあいいただけますよう、誠心誠意、努力してまいります。
「愛は花、君はその種子」という歌(原曲:The Rose)があります。
みなさまの食卓において、お米がおいしければ、おかずまで美味しくなる。みんなで囲む夕食が美味しければ、家族が笑顔になる。だから、美味しいお米は、このシンガポールでは特に、幸せの種子になると思います。
稲造米穀店は、その種子を運ぶ米屋でありたいと願っています。
2013年10月3日 創業
稲造米穀店
Managing Director
近藤 隆